CRJ TOKYOが選ぶ今聴くべきネクストカマーの最新楽曲を紹介する。今回ご紹介するのは、クレナズム『夏日狂想』。
TikTokやYouTubeを始めとするSNSやサブスクリプションで話題!シューゲイザーとJ-POPの邂逅とでもいうべき新しいサウンドを奏でる福岡の4人組バンド「クレナズム」。
CRJ TOKYOチャートでは、たびたび多くのリリース楽曲がランクイン。今後が期待できるアーティストである。
モータウンビートで描き出す夏日狂想(カジツキョウソウ)
2018年の結成以来、4枚のミニ・アルバムを経て、2022年11月9日に待望のファースト・アルバム『日々は季節をめくって』をリリースした。その後、夏の3部作連続配信を発表!第一弾として、切なく儚い夏の情景を軽快なモータウンビートで描き出す『夏日狂想(カジツキョウソウ)』を2023年5月31日(水)に配信リリースされた。
軽快なモータウンビートとピアノの旋律がノスタルジックなムードを醸し出すミディアム・チューンに仕上がっている。
“もうすぐ夏が来るから
もうすぐ君は行くから
もうすぐ夏が来るから
いつまでも でも後悔なんてしないよ”
誰もが経験する気怠くて、切なくも儚い、あの過ぎ去った夏のありふれた風景と共に青春のほ
ろ苦いストーリーを聴くもの胸に鮮烈の思い起こさせる。
夏の情景が好き
夏の終わりを表出させるレイト・サマー・チューン『積乱雲の下で』も手掛けた本楽曲の作詞作曲のケンジロウは語っている。
「僕は夏の情景が好きです。夏がやってくるわくわくと寂しさは同じ分量で雑居していて、そういう気だるい夏の成分を意識した曲です。あらゆる不安、怒り、後悔、忘れられない人、そんなものたちの均衡が保たれる大人になる前の期間、そんな青春っぽいものと夏を思いながら書いた曲です。夏のちょっと切なくて透明感があっていつのまにか過ぎ去って行くイメージから作曲しました。」
夏ソングを得意とするクレナズムが自らオーバーライトする往年のフジファブリック『若者のすべて』や真心ブラザーズ『サマーヌード』を彷彿させる過ぎ去った夏の日に聴くものを一瞬にしてフィードバックさせる世代を超えた名曲、早くも2023 年初夏を代表するサマー・チューンに仕上がっている。
【New Single】
(構成:赤金 諒亮)
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